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はじめに
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日本人の病気による死亡原因で、心臓病は第2位です。その中でも虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)による死亡は最も多くを占めています。心臓にはそのまわりを取り巻き、心臓の筋肉(心筋)を養っている3本の冠動脈があります(図1)。心筋梗塞はこの冠動脈が動脈硬化により狭くなり(狭窄)、その場所で血液がかたまり(血栓)、突然に血管がつまること(閉塞)によって心筋が死んでしまう病気です。死んだ心筋の部分(壊死)は動かなくなり、生命の危険を伴うことになります。心筋梗塞発生の約4割の方が死亡しますので、一刻も早い治療が必要です。また、狭心症の多くは動脈硬化が強く、狭窄が極めて強くなっているため、その血管で養っている心筋に十分な血液が行かない状態です。心筋梗塞と同様に危険ですので適切な治療が必要です。 |
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症状 |
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狭心症の症状を説明します。狭心症には労作性狭心症と異型狭心症があります。労作性狭心症は例えば歩いている時、階段を登っている時など運動や作業をすると胸が痛くなります。また他の症状として、息切れ、胸やけ、胃のあたりの不快感などがあります。これらの症状は運動や作業を止めて安静にすると直ぐにおさまります。冠動脈の動脈硬化が強く、狭窄(図2)が強い場合です。もうひとつの異型狭心症は静かにしている夜の就寝時から早朝に胸が痛くなり、息苦しくて目がさめたりする狭心症です。これは冠動脈がケイレン(図3)を起こし、一時的に血管内腔がなくなり血流が遮断されるためです(血管の壁は一部、筋肉でできています)。狭心症の胸痛の時間は30秒から5分です。この胸痛は心臓からの警報機が鳴った状態と考えてください。心筋梗塞の症状は狭心症と比べ、程度が重く、15分以上続きます。この状態は一刻も早い治療が必要です。 |
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| 治療 |
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詳細はムービーをご覧下さい。) |
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心筋梗塞と狭心症の治療には薬物療法、冠動脈バイパス術、カテーテル治療(カテーテルは管という意味です)がありますが、ここではカテーテル治療を説明します。
カテーテル治療法は冠動脈の狭窄や閉塞部位(病変)を開大させる方法により、4つに分けられます。血管内で小さな風船を膨らませて病変を開大するPOBA(風船療法)、血管内にメッシュ状の小さなステント(金あみの筒)を風船と一緒に膨らませてステントだけを残すステント留置術、病変をカッターで削り取ってしまうアテレクトミー法、そして、特に硬い病変ではダイヤモンド粒が付いたオリーブ型チップを高速回転させて病変を削り取るロータブレーターがあります。
カテーテル治療の手順として、まずカテーテルを用いて冠動脈造影を行います。これは局所麻酔下に足のつけね、ひじ、手首の動脈からカテーテルを大動脈まで進め、どの冠動脈に病変があるかを造影して調べます。病変の特徴を良く調べ、適正な手段を選択して、カテーテルを用いて冠動脈の内側より治療します。
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予防
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虚血性心疾患(心筋梗塞と狭心症)は下記の危険因子を取り除くことが予防となります。
1.高血圧 2.糖尿病 3.高脂血症(コレストロール・中性脂肪が多い)
4.高尿酸血症 5.喫煙 6.肥満 7.A型気質
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| 敵愾心が非常に強い |
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食べるスピードが早い |
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| 同時に2つの仕事をする |
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いらだち大声をだす |
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A型気質とは血液型ではなく、人間の行動パターンです。米国のフリードマンとローゼンマンが提唱したA型とB型に人間の性格は2つに分けられます。そのA型行動パターンは心筋梗塞になりやすいといわれています。「ストレス」がたまると、心臓の働きを調節する自律神経に影響します。日常生活に積極的に気持ちにゆとりを持つようにしましょう。そして充分な睡眠をとり、バランスの良い食事、適度な運動をして気分転換をはかりましょう。
また自覚症状がある時は、一刻も早く循環器科の専門医にご相談ください。
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