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増子アナの健康日記

 増子アナの健康日記

市民公開講座 人生100年時代に知っておきたい心臓の話 『胸が痛い、どうしたらいい?』が行われました

 

当日は多くの皆様にご参加いただきありがとうございました!



最近『心筋虚血』という言葉を耳にする機会が増えました。
なんとなく分かっているようで分からない『心筋虚血』ついて、その最新治療から予防にいたるまで、新潟大学医学部 循環器内科学分野の主任教授である猪又孝元先生と済生会新潟病院の循環器内科部長、松山優子先生のお二人を迎え、お話をうかがいました。

実際私も含めて、いざ胸が痛くなった時に、どのタイミングで病院に行ったらいいのか、あまりに痛い場合は救急車を呼ぶべきなのか等、心臓の病気に関しては知らないことばかりです。
当日はとてもわかりやすく、先生方よりお話いただき、皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

心臓というポンプに栄養を与える主な血管、冠動脈はわずか3本。この3本のうちのどれかが狭まったり、詰まってしまったりすると下流に十分な血液、つまり栄養が送られなくなります。この心臓の筋肉に栄養が足りなくなる状態を『心筋虚血』というそうです。

『心筋虚血』には一般的な狭心症である『安定狭心症』と『不安定狭心症』があり、不安定狭心症は心筋梗塞に繋がる恐ろしい病気です。これは徐々になるのではなく、何の前触れもなく瞬間的に血が固まって突然起きるものだそうです。心筋梗塞は血栓で血管が詰まり、数時間で筋肉が壊死するという命に関わる病気です。
不安定狭心症は、これまでになかったような胸の痛みや、また胸痛が容易におこったり強くなったりと症状の変化が特徴だそうです。時間との勝負で命に関わってきますので、こんな時は迷わず救急車を呼ぶことが必要になってきます。覚えておきたいですね。

今年7月には『にいがた脳心センター』が開設され、猪又先生がセンター長に就任されました。新潟県全体が連携する初めての活動体で、地域全体の医療整備が整っていきます。私たち患者に寄り添う相談や支援も行っていくとのことですので大いに期待したいですね。
https://www.nuh.niigata-u.ac.jp/no-shin/

お話をうかがって、心臓の病気について理解を深め、いざという時に備えることは、とても大事だと感じました。そのためには予防意識を持つことが一番!血圧の管理をしっかり行う事、そして適度な運動をすることが何よりのクスリだそうですので心がけたいですね。

2025年9月08日


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