親善大使を務めさせていただいている新潟市南区、月潟地区での『出張健康トークショー』今回で11回目となりました。
地元、月潟内科クリニック院長の廣野暁先生のお話を聞こうと、いつも沢山の方々が集まってくださいます。
今回のテーマは『善玉コレステロールvs悪玉コレステロール』
身近な話題で気になる方が多いのか、いつもにも増して大勢の皆さんが参加してくださいました。
実は私自身も前回の健康診断で悪玉コレステロールの値が高めでCがついてしまい、個人的に落ち込んでいたのですが、今回新しい情報を知って、とても勉強になりました。
2022年に出た「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」というものがあり、悪玉コレステロールなどの脂質の管理目標値を知ることができます。
つまり、悪玉コレステロールなどの管理目標値は人によって違うということなのですね。
悪玉コレステロール値、善玉コレステロール値、年齢、性別、血圧、タバコを吸うか吸わないか等々を点数化するスコア表があって、その結果を持っている病気のあるなし等で評価すると、リスクに応じた自分の目標値が出ます。
悪玉コレステロールの目標値は、健康な人の中の低リスクの人で160mg/dl未満、中リスクの人は140mg/dl未満、高リスクの人は120mg/dl未満、と違ってきます。また心疾患などのある人は100mg/dl未満だそうです。
ガイドラインのスコア表は、心筋梗塞などの動脈硬化による病気を発症する予測のためのもので、例えば性別では、女性はリスクがプラスされず「0」ですが、男性というだけでリスクが「7」もプラスされます。タバコを吸う人は2プラスされるので、男性でタバコを吸う方は、それだけでリスクが「9」もプラスされることになります。
また善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率を『LH比』というのですが、この比率を知ることも大切です。
善玉コレステロールは多めの方が良く、悪玉÷善玉の数値が1.5であれば健康、2以上はコレステロールの血管への付着が増加している、2.5以上は動脈硬化や血栓ができるリスクが高い、ということが分かるそうです。
私は悪玉コレステロールが高めなのですが、善玉コレステロールが意外と多く、この比率で計算すると1.6となりセーフでした。
こちらは自分で計算できるので皆さんも計算してみるといいかもしれません。
コレステロール値を改善するには適度な運動とバランスのとれた食事が基本です。
ガイドラインはインターネットで探すことができますが、管理目標値の出し方はちょっと複雑なので、健康診断の際に聞いてみる、また心配な方は医師に確認してみるといいですね!
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